集団的自衛権:容認に「意見なし」 内閣法制局、審査1日
毎日新聞 2014年07月16日 東京朝刊http://mainichi.jp/shimen/news/20140716ddm005010171000c.html
内閣法制局が40年以上「行使できない」としてきた集団的自衛権をたった1日の審査で何の意見もなく容認したことがわかった。容認した7月1日は安倍首相が集団的自衛権の行使容認の閣議決定を行った日である。
安倍首相が、いかに強引に急いで閣議決定に持ち込もうとしたか良くわかる話だ。
横畠裕介内閣法制局長官は15日の参院予算委員会で、集団的自衛権の行使を容認した1日の閣議決定の内容について、6月30日に内閣官房から審査を求められ、翌7月1日には「意見はない」と回答していたことを明らかにした。内閣法制局が40年以上も「行使できない」としてきた集団的自衛権を1日の審査で異論なく容認したことになる。民主党の福山哲郎氏の質問に答えた。
横畠氏は「内閣官房から昨年2月から説明を受け、今年5月からは与党協議について資料送付なども受けた」と説明した。
しかし、福山氏は「憲法解釈変更の審査が1日、意見なしでは法治国家としてどう考えてもまずい」と批判。「横畠長官は本当に嫌な役をやっていて、お気の毒だ」と閣議決定を急いだ安倍政権の強引な姿勢を皮肉った。【青木純】