「原子力発電はコストが高く、経済的に見合わなくなる」 元祖原発企業GEのCEOが爆弾発言 | 21世紀のケインジアンのブログ

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 原子力発電はコストが高く、経済的に見合わなくなる。これは脱原発派の主張ではない。原子炉メーカー世界大手の一角を占めるゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフ・イメルト最高経営責任者が最近、英紙フィナンシャル・タイムズに語ったのだ。


 この発言の背景にあるのは「シェールガス革命」である。地中深い岩盤から採取されるシェールガスの増産が進み、天然ガス価格はここ十年来の安値水準を続けている。イメルト氏は原発はコストが高いと指摘、「経済的に正当化するのが非常に難しい」「天然ガスが非常に安くなり、いずれかの時点で経済原則が効いてくる」と述べて、天然ガスと風力、太陽光の組み合わせに向かっているという世界の大きな流れについて述べている。


 また、ドイツの巨大企業シーメンスは昨年9月、独政府が原子力エネルギーからの脱却を決めたことを受け、原発事業から撤退する方針を明らかにした。世界では原発をもはや時代遅れのエネルギーとみる視点が広がっている。


 将来のエネルギー政策について政府が国民の声を直接聞く意見聴取会が8月1日、福島市内で開催された。発言した三十人のうち二十八人が2030年の原発依存度「0%」を主張した。事故を起こしてしまった時の想像を絶するコストを考えれば、市場原理から見ても原発に未来はないと言えるのではないか。もう、現実的な原発からの撤退の方法を本格的に議論する時期が来ているのではないだろうか。  


 日本では、オリンピック報道ばかりで、このニュースがほとんど報道されないのはどう考えてもおかしいと思うのだが。皆さん、どう思われますか。