欧州債務危機:独メルケル首相「つらい道のり」 解決、10年かかるかもしれない | 21世紀のケインジアンのブログ

21世紀のケインジアンのブログ

金融・経済と時事問題を取り上げています。いろいろなコメントやメッセージをお待ちしております。

 
 メディアの報道をみていると、何度も“沈静化”したり“火を吹いたり”を繰り返している欧州の債務危機問題であるが、この問題を考える時にはドイツのメルケル首相のこの言葉を忘れてはならないだろう。「一度に解決することはできず、10年かかるかもしれない」 つまり、日本の不良債権処理のように10年はかかるだろうと言うことである。


日本の不良債権問題が一つの国の問題だったのに比べ、欧州はユーロという一つの通貨、国ごとに別々の財政という複雑な事情をかかえているだけに一つの国における不良債権処理より遙かに解決は難しいことは容易に想像できるところだ。状況が少し落ち着いた時には、「情勢は沈静化しつつある」などという楽観論がまき散らされるが、これは株式や為替相場を自分に有利に動かしたいというマーケット関係者のポジショントークだと思って軽く受け流しておいた方がいいだろう。



【ベルリン共同】

ドイツのメルケル首相は5日公開したビデオメッセージで、欧州債務危機について「一度に解決することはできず、10年かかるかもしれない」と述べ、克服には時間がかかるとの認識を示した。市民の質問に答える動画をウェブ上で公開した。首相は危機克服について「非常につらい道のりだ」と指摘。「若い世代のため成し遂げなければならない大きな課題だ」と語った。

毎日新聞 2011年11月6日 東京朝刊