最近の日本の銀行の不良債権の状態と国債での運用 | 21世紀のケインジアンのブログ

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年々、収益を上げることが難しくなりつつある国内の銀行も、生き残りのためには、そろそろM&Aによる大胆な合従連衡が待った無しの状況ではないかと私は考えています。もちろんアチコチから色々な合併話が聞こえてきますが、将来を見越した大胆な案件は余り無く、まだまだ小物同士で縄張り争いをしているかの印象です。


いろいろなところから聞くところによると、情けない事に、未だに、バブル崩壊後の1990年代から引きずっているバブルの後遺症や、05年~07年に、またもや積み上げてしまった(リーマンショックの影響)不良債権を、この3月期をもってしても処理しきれない銀行が多数残っているようです。


一部を除いて、地方の銀行では、市場には短期資金が日銀によりジャブジャブに供給されているのもかかわらず、貸し付ける先が無いのです。


そんな中で不動産ファンドや地元建設会社への融資、取得した海外債権やサブプライムローンなどの証券化商品などが焦げ付いてしまい、それこそニッチもサッチも行かない。


地元には融資先が無く、公共工事が減ったお陰で青息吐息の企業にも運転資金すら貸せず(貸し渋りをしています)、仕方なく返済猶予に応じるのが精一杯で、余ったお金をひたすら国債で運用するしか能がない。こんな銀行が日本中にゴロゴロしています。


そのため、本来ならば、巨大な財政赤字を抱える日本で、大量に発行され暴落してもおかしくない国債の相場が、今のところ、このような事情等から、今のところは、需給が締まったままの国債市場で長期金利が上がっていないのです。