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俗に
「豆腐屋,三代続かず」と言う。


朝も暗いうちから仕事に入り
その日のうちに売り切らなければならない。

しかして、高い金は取れない。



昔の豆腐は美味しかった、と
私の父親も嘆く。




私も小さい頃は豆腐屋にお使いに行って、
ご主人が冷たい水の中にある豆腐を素手で
取り上げてくれて大事に持ち帰った記憶がある。


職業に貴賎なし、
とはいうものの



もっともっと
いまある豆腐屋を認めて大事にしなければ
世界遺産和食の根幹を成すかもしれない豆腐を
形だけでこのまま葬り去るかも知れないのだ。


居酒屋で若い者の陰でひっそりと
心の中で感謝しながら食べるお豆腐も


家庭で、もっと鰹節をかけなさいとか、
白葱はもちっと無いのかね、とか
偉そうに言ってるけれども




本来の豆腐を味わって覚えてる人間は
どれだけいるだろうか。





みんなで

豆腐、万歳を
三唱しなければならない。



いや、
豆腐屋、万歳。