日本の伝統芸能と言っても、それに触れる機会はごく僅かなものだが、その中で私の大好きな「落語」は庶民の伝統芸能の筆頭であろう。


その落語も、現代ではそこそこのわけ知り顔をした人間がたしなむ高尚なもののように勘違いをしておられる傾向がある。


落語の噺(はなし)の中には大きく分けて二つの内容がある。

落とし噺と人情噺だ。


この二つの最高の噺にふれると、そのストーリーといい、登場人物といい、間の取り方といい、単純な構成のようで奥の深さを感じるものだ。


落語しかり、クラシック音楽しかり、歌舞伎しかり、数百年をかけて同じ題材を練りこんで役者が自分のものにして行く様は、何度聴いても飽きないから不思議だ。


いま、その落語も
大きなホールや寄席でしか聴けないのではなくて、こじんまりとした落語会に落語家さんが積極的に出てくださるようになった。



上方落語の実力派、
桂梅團治(かつら うめだんじ)師匠も
きめ細やかに小さな落語会を大事になさる落語家の一人だ。

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彼の実力は、「古典」を大事に大事に積み重ねてこられたものが聴くものを引きつけて行く力となっている。


いまやテレビでの落語も少なくなり、仮にあったとしても時間と内容が厳しく制限されたそれは、すでに市民の落語ではない。


言うなれば
楷書ではなく、匂いのない活字だ。


落語を知らずに一生を終えていくとすれば、これはこの日本に生まれての痛恨の一大事である。


来たる1月17日金曜日、
その桂梅團治師匠が福山の地で
我々の要請で小さな落語会に来てくださることになった。

今回は
晴れて落語家になられた息子さんの
桂小梅さんとの「親子会」。


2~30人で膝を寄せ合って聴く落語会は、味わった人でしか分からない素晴らしさがある。


お二人の落語を聴いて
そのあとご一緒にみんなで宴会を催します。


素晴らしい落語会になること、間違いないです。



1月17日金曜日,
よるの7時から

福山市元町の「むてき」さん。
食事代込みで8,000円です。


予約制ですので、
私のメールにご連絡をくだされば
どなたでもご参加いただけます。

どうぞ足をお運びください。

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