日本のテレビはどうなってしまうのか、という心配ではなく、不安さえ超えてしまうやるせない気持ちを抱える大人は多いだろう。



ワイドショーでは、とにかく視聴率さえ稼げれば特集みたいに連日同じ報道をこれでもか、と連発する。




テレビ局の内部にいるテレビ制作と作家の森達也氏によると、



実は、日本の認識される殺人事件は戦後最低記録を更新しつづけているらしい。



しかし、マスコミが煽るから国民の認識はそうではない。あるいは、日本はとんでもなく凶悪な国になってしまったとひどく思い込む。



殺人事件なんだから凶悪には違いないが、
それでもEUや他の先進国に比べても
その割合は圧倒的に低いのに、
わざとテレビ報道は事件が
日本という国の特殊性でもあるかのように
恐怖を煽る。




警察は自分たちの存在感が大きくなるから、これも勢い頑張る。



そして、



視聴率が取れるからだ。





photo:03


視聴率を稼ぐためと言えば、業界内部から森達也氏が同じく指摘するのに




いつの間にか





日本人が普通に話しているのに、
字幕(テロップ)で流す。


外国人の通訳みたいに吹き替えをする。





これもそれも、
障害者のためのようだけれども、
その大きな目的は「視聴者」に
楽をさせることなんだそうだ。




結局、その外国人とは違う事実の吹き替えになることもあるようで、
問題になったこともある。



今でもテレビ局側の都合のいいコメントに吹き替えがまとめられているのはまず間違いがないだろう。




CM明けに同じ画像を繰り返すのも同じ理由だそうだ。





なにも親切でやってるわけではなさそうだ。





要するに、
視聴者が楽をしたいから、テレビ局側はどんどん視聴者をおバカさんにしてしまうというのが今の図式化だそうだ。




お分かりだろうか、





テレビの質はこうやって




どんどんと下がってしまい
今のような体たらくとなり、
たまらなくなった人はテレビから
離れていく。



で、



見てもらおうと、
ますます楽な制作をしようとして
またまたテレビの質は落ちていく、
という負のスパイラルにはまっているのだ。





高齢化が理由ではない。




昔のおとっつぁん、おっかさんは、
なんの不自由もなくテレビを食い入るように見ていた。
せいぜいがボリュームを大きくする程度ではないだろうか。




子どもも考えたり、集中することをテレビから放棄してしまう。





ただの楽な
なにも考えない
娯楽の垂れ流しとなる。






photo:02


テレビには昔はそれなりに「文化」というものがあったように思う。





しかし、
そのような番組は圧倒的に姿を消してしまった。




かくして、
馬鹿馬鹿しいスパイラルは
歯止めをかけることは
もう無いのである。




子どもをテレビから守らなければならない。




これは親のするべきことの優先順位のかなりトップクラスではなかろうかな。