ある日、一人の小学校の先生から依頼を受けました。
「今まで頑張ってきた6年生にサプライズで先生からのプレゼントをしてあげたいの。それはモノとかではなくて一生心に残るようなものにしたいの」
そして、劇団ミムラに小学校での公演をお願いしたいと言うことでお願いにいらしたのでした。
その時に先生は、いまの6年生がどんな子たちで、どんな思があって、どんなことで手をわずらわせたとか、それはそれは一生懸命に熱く話してくださいました。
おそらく先生は職員会議でも同じように一生懸命に私たちを呼ぶことを説得していただいたんだろうと思います。
この話を聞いた劇団員、いや、社員たちはにわかに緊張しました。そんな大事な日に我々のようなおちゃらけ劇団でいいのだろうか。いや、話の内容はキチンとした商人の物語なんだけど、いやー。
そして先日いよいよその日を迎えました。
みんなに伝わるかどうか、心配しながら一生懸命に演技をしました。シーンとして見ている子どもたち。
そして、無事に終わりました。
社員たちは着替えながら
「みんな子どもたちは静かだったけど、どうだったんだろう?
面白くなかったんかなぁ?」
と次々に不安の声が上がったものです。
しかし、その直後に先生が取ってくださった子どもたちの感想文に私たちは感激しました。
主人公の大作を応援してくれてたり、
早く鍋ぶたが売れたらいいのにとやきもきしたり
家族の応援があったから良かったと感じてくれてたり
あきらめないことが大切だと思ってくれたり
商売って大変なんだなぁ、と書いてくれてたりしてくれました。
本当に卒業生の人たちにいい思い出になってくれて
そしてこの劇団ミムラの「てんびんの詩」から
感じ取ってくれるものがすこしでもあれば嬉しいです。
卒業生のみなさま、
そして温かく見守ってくださった校長先生、
何よりも劇団ミムラを引っ張ってきてくださった先生、
ありがとうございました。
校長先生からは
「思わず最後はジーンと来ましたよ」
とまで言っていただきました。
本当にありがとうございました。


