シの知り合いが今月本を出した。  

 尾道坂道書店事件簿   児玉憲宗 本の雑誌社  

人であるコダマさんに言われた、待ちにまった発売日がやってきた。彼が勤務する「啓文社」の支店に訪れて探したら、果たしてこの黄色い本が入り口前の平台に誇らしく高く積まれていた。  

ゅじゃじゃ~ん。ありましたな。  

しかし、しかし、本の表紙を見てワシは猛烈に驚くことになる。なんと表紙の車椅子に座る著者と思われる男性を描く挿絵のイラストは!  

ぇぇぇぇぇぇ~。  

ワニ目の「沢野ひとし」画伯(?)ではないか!

 作家・椎名誠と若き時代を共に過ごし、あのヘタうま・イラストレーターとして活躍中の、あの沢野ひとしが表紙のイラストを描いているのである。あのコダマさんの本になんでかと思うくらい、不釣合いな(失礼!)なコンビと言わずしてなんと言えばいいのであろうか。つまり、ワシのカラオケ発表会に氷川きよしが応援に駆けつけたとでも言えば、分かりやすいだろうか。(わからん、わからん)。  

して、あの「どこの出版社から出したのであるのか」というワシの質問を覚えていらっしゃるだろうか。たぶん自費出版を聞いた事もあまりないような出版社からと、てっきり思っていたら、でぇぇっぇぇぇ~「本の雑誌社」からの出版でないか!

 すごいね。本の雑誌社といえば、椎名誠が仲間達と立ち上げた出版社で、そのひとりにワニ目の沢野ひとしがいたのだから、彼のイラストがあるのもうなずける話だ。  

シはグルグルとそんなことを思いながら、レジに行くのももどかしく怪しい立ち読みオトコと化してページをその場でめくり始めていたのだった。  

あーあーあー、こうこうさんねんせ~い。みたいに、むかしの店長コダマとのおかしくも楽しい純粋な20年前がよみがえってくるのであったのだったのだった。  

20年近くも前に同じショッピングセンターで店長をしていた縁で店長コダマさんとは、毎日のように顔を合わせていたのである。連日、お互い売上に追われていたようで、まだまだアッケラかんとしたような、いやいや、若さゆえに何でも出来たような時代だったのだ。  

ズムズとしたエネルギーを持て余しているショッピングセンターの店長であったワシらのお店に、新任店長としてニカニカ顔のコダマさんはやってきた。そして、単独路面店の純粋培養で育った彼は、無茶苦茶でエネルギーを持て余しているワシら店長仲間と圧倒されながらもハゲシク交わっていくことになるのである。 

 (つづく)










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