ご存知のように、世界中のあらゆる貿易や商取引でユダヤ人がいまだに大きな影響力を持っている。
昔は、イスラエルとアラブ世界との大きな壁が存在していたので、あらゆる業界でイスラエルで売れるブランドと、反目するアラブ世界での取り扱いブランドが違っているのが不思議ではなかったそうだ。(現在はアラブ世界も一枚岩では決してなくなった。)
車のメーカー、車種はもちろんのこと、「イスラエルはコカコーラ、アラブ世界はペプシコーラ」しか売ることが出来なかった時代もあったのだそうだから、ワシらは幸せだったのかもしれんね。(果たして、そうだったのかどうかわからんけども)
コカコーラはイスラエルの資本が入っていたから、その辺ははっきりしているわ。 そんなイスラエル資本やイスラエル人の影響が強いダイアモンドも、いまや幾多の局面と歴史を経ながら世界的には新しい局面に入ってきているのだ。その話はややこしくて長いから今回は止めとくわ。
この本は、中世からのダイアモンドの商取引から現在に至るまでの「ダイアモンドとそれにかかわる民族」の話しが満載でとても面白く読ませてもらったよ。
ルネッサンスの時代のフィレンツェはメディチ家のお抱え彫金師の記録によれば、当時のダイアモンド1カラットの価格は、ルビーの同じ1カラットに比べて1/8しかなかったというのだから、時代が変わると価値観もちがうよね。
17世紀になってダイアモンドの新しいカットが開発(ラウンド・ブリリアント)されてから、格段にその輝きが人間の心と瞳をとらえて、「これはこれは」とその価値も飛躍的に高くなったのだ。
その昔、職業の選択肢の幅が決して広くなかったユダヤ人は、迫害され離散を繰り返し、そして全世界へと散らばっていった。その際に資金力の比較的あったユダヤ人が?小さくて?軽くて?高価であるダイアモンドを身に携えて、自分の新天地での糧とした。 また、ユダヤ人→ロスチャイルド→オッペンハイマー→デ・ビアスというダイアモンドの歴史のお話もとても興味深かったなぁ。勉強になった ダイアモンドは中世以来のユダヤ人の離散と希望の象徴であったが、近代においてはやはりというべきか、残念なことにナチスによる迫害と悲劇に大いにその歴史の一部分を血に染めていくのである。
ナチスはダイアモンドを持つアントワープ在住のユダヤ人に最初は優しく近寄り、そして時間をかけて計画的にその財宝(ダイアモンド)を狡猾的に奪い取るのである。これは知らなんだ。
そして、その歴史の中では、ほんの100年ぐらい前までは過剰に供給されていたためにダイアモンドは、何度も暴落を繰り返し、投資する対象からも見放されたのがきっかけで、現在のダイアモンド戦略の始まりがあるからね。
まぁ、ワシもこの世界のプロのはしくれだから、書けば書くほどに長くなる。この業界の人にはオススメの情報書だと思うよ。読んでみなはれ。
ユダヤ人とダイアモンド 守 誠著 幻冬舎新書 840円
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