ワシはいまだに(たぶん)中学生の時に「ピンクパンサー3」を映画館で観たときの笑撃とオドロキをずっと忘れない。
よくもよくも、こんなに面白いコメディアンがいたもんだと、あんなにひっくり返るぐらいの感動をまだ忘れていないのであるよ。今みたいにレンタルなんてないから、大事に観たね。
そして、この映画でも主演を演じたピーター・セラーズの傑作であり、彼の遺作となったのがこの「チャンス」(原題Being There)というありがたい一作になった。
共演のシャーリー・マクレーンは彼女の著書「アウト・オン・ア・リム」でピーターとの思い出話をとても興味ある内容で書いているんだな。ちょっとすごい話。
その本によると、ピーターはある経験を通して肉体と魂は別のものであるということを確固たる信念として確信したんだそうだ。その経験からか、彼は撮影を通してその役に”天才的に”なりきることができ、日常生活においてもその役になりきるぐらいであったらしい。
ピーターは、自分の演じた役をどこか過去の人生において生きてきたと感じたことがあると、シャーリーに告白している。自分が演じてきた役柄こそが、かつて自分の人生そのものだったとピーターは考えていたのだ。
そしてピーター・セラーズ、その人は臨死体験を経験する。
彼が心臓麻痺で倒れて心臓マッサージを受けた時の様子を、彼は不思議な映像と共に見ていたし、「まだ自分の人生をまっとうしなさい」という声と共に生還したと、シャーリーは彼自身から聞いているのだ。
ピーター・セラーズはその後、自分自身の人生を何の目的に生還したのか、自分自身が何者であるべきなのかを、人知れず悩んでいたという。
この映画撮影の翌年、ピーター・セラーズはこの世を去ってしまった。
そして、この映画は、彼の多くの出演映画の中で最高傑作であると評価を受けた。
世間をいっさ知らない庭師(ピーター・セラーズ)の自然界の植物の話しが、権力者達の心を”錯覚”としてとらえる。最後のシーンも印象的だ。
あまり知られていないこの映画が、「30周年記念」として記念盤のDVDが発売されたということは広く知られていない。それぐらいに評価が高いのだろう。
ピーター・セラーズが亡くなって来年で30年。
30年前からとても残念で、そして今もやっぱり引き続き残念でたまらない。
「植物には冬の後には春が来るのです」と朴訥に話す主人公に、時の大統領が感銘を受ける
。 実にバカバカしく、実に温かい場面だったのです。そんな映画だった。
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