どうやら売れているようだ。
帯には「緊急出版!」「起死回生を託された麻生首相は、なぜ、決断できなかったのか?」とある。
自民崩壊の300日 読売新聞政治部著 新潮社 1400円
内容は、「うわっ、ホンマかいな。」というようなビックリするような内輪話は期待出来なかったが、毎日の報道で見る流れがまとまって頭が整理できる感じだった。淡々と読み進めた感じだ。
そもそも、麻生太郎は「すぐに解散総選挙」をするために総理大臣に就任したわけだ。そのつもりで福田康夫はバトンを渡したわけだ。
福田内閣の時に大臣を公明党から二人と云う破格の申し出をしたにも関わらず、公明党はその申し出を断わった。「大臣と言うのは連立を組む人質であるから、二人も要らない」と云ったそうだ。既に崩壊しつつある自民党に対してのスタンスがはっきりした。これには福田康夫も少なからずショックを受けた。結局、福田内閣は公明党との関係が最期まで大きな重石となってしまった。
国会内、自民党総裁室の横にはエレベーターが あった。乗せてもらえなかったが(泣)。
自民党内部からの解散時期について猛烈な賛否の揺さぶりも、少数派閥の麻生首相にはいかんともしがたかった。
最後の解散のタイミングは、民主・小沢代表の西松問題の時しかなかったのだ。中川財務金融相の酩酊事件もこの事件でなんとか支持率を戻すことができた。
そこで、自民党内部は解散推進派と慎重派でもめにもめた。「いましかない」と機運も上昇しかけていた。そして、党内部をしている麻生自身も揺れた。
しかし、結果的にはその上昇気流も長続きをしなかったのだ。「かんぽの宿」問題で鳩山総務大臣と小泉一派との闘いだ。
最終的には、竹中が動き、小泉まで裏で暗躍して日本郵政の西川社長の留任、鳩山大臣の更迭という自体に陥ったが、これが国民には麻生が悪代官になり、鳩山が庶民の味方となったのだ。あっと言うまに自民・民主は攻守逆転なのだ。(それ以上に、アメリカからの脅しもあったかもしれん)
結局、麻生首相は最後の8月30日選挙の日程さえも自分の本意ではなかった。彼は8月8日選挙をやろうとしたけれども、周囲につぶされてしまった。
リーダーとはいったい何なんだろうか。
しかし、この本では政治の流れとともに読売新聞の世論調査の数字が出てくる。なんと日本人のオセロゲームのような簡単な心の振れ様なのだ。こっちが悪いとアナウンスされればそっちに大きく振れる。その反対もまた然り。柔軟と言えば柔軟だが、世論に迎合してしまう国民性は情けない。
簡単にぶれる日本人も情けないが、それを面白おかしく(あるいは意図的に)表面ずらを垂れ流すマスコミには困ったものだ。有権者の「深く見る眼」を磨くことこそが、この国を良くしていく基本だと思うのだ。けっして政治家のせいだけではない。政治家だけに責任を預ける国民の無責任さも考え直さなければならんな。
ワシらはもっと賢くならなければならん。
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