先日の「真珠」に関するワシのブログにコメントをいただいて、「もう少しきちんと聞きたいぞ」と言われたので、お話をしましょうか。
http://www.j-mimura.co.jp/blog/629.html
今はテレビや新聞などで、一部の業者だろうと思うけど「かなりいい加減な」真珠が販売されとるよね。
「こんなにきれいなのに、こんなにヤスイよ」
とおっしゃってる。
ワシの20年に及ぶ販売・仕入れ経験によると、真珠は「激安、でも超一級品」というのはまずありえん。
養殖業者の方が苦労に苦労を重ねて、厳しい自然環境の中で真珠を養殖されても、やはりどれもこれもが「いい出来」になるのは、やはり数的に限界がある。
そこからが加工業者の腕の見せ所である。
養殖業者から値段を叩いて叩いて買い付けた「ぐずぐずの原玉」(注)を、急速に進歩した加工技術でもって、「ピカピカの一級品」に仕上げてしまうのだ。
ワシが言う「真珠色に見せかけた貝」というのは、同じ真珠でも元は大したことのない貝レベルが多いのだと言いたいのであって、真珠には違いない。
もちろん、真珠には?本物レベル、?中間レベル、?間に合わせレベル、の三段階が大きく分けてあるのだ。
問題の本質は、それを分かって「うまいことを言って」販売している業者と、そんなことは何にも知らないでプロの顔をした小売業者がトンデモナク多いのだ。
ちょっとだけ使えればいいのか、親子2代、3代に渡って着けていただける品質なのか。
真珠は、「巻き」が命だ。
そして、「輝くテリ」だ。
どういう意味なのか、どれがそうなのか、徹底的に聞きなされ。
そこを錯覚させる加工技術が進化してしてしまった。
ワシには日本の伝統であり、世界からも注目されている「真珠」を大切に守って行こうと言う仲間が何人かいる。
確かにお客様のご予算に合わせていろんな幅の真珠の品揃えをしているが、それはそれなりに「理由」があるのだ。
それをきちんと説明しなくてはプロとしては失格だ。
「きれいに見せかけた」真珠は、2年か3年で化けの皮がはがれる。
きれいに仕上げる技術は格段に進化した。
しかし、それなりでしかない原玉に無理をさせて加工してしまうと、やはり影響は出る。
それを一部の業者は「安いのだから仕方がない」と、心の中で言い訳をして黙って売っている。 ミムラの仕入れの風景。どいつがプロだ(笑)。
日本の真珠の販売は大変な状況にあるのだ。
申し訳ないけども、ご存じないだろうけども、それは事実なのだ。
一級品に見せてしまう技術のみが進化していって、心がついていってない。
「どれも同じに見える」というお客様からの一番の弱点に付け込む業者が多い。
もちろん、そんな人たちばかりではない。
キズが多いから安い、とかの理由でしか値段の違いを説明できない販売員からは、決して買ってはいけないのだ。
このブログを見て怒っている業者もたくさんいるだろう。
「それを言っちゃぁ おしまいよ」などと。
注:原玉とは、養殖した加工前の真珠のことを言います。
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広島県福山市 ジュエリー&ウォッチ ミムラ
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