レビなどで報道する北朝鮮問題は、いかに単純で深みのない不毛の議論をしているのかと、この本を読むほどに情けなくなるんよなぁ。  

先日、新聞の片隅に金正日に「似た人物」が少なくとも三人はいるようだとアメリカの情報機関からの分析を掲載していた。  

重村智計(としみつ)氏はずいぶん以前から「金正日には影武者がいる」、と主張していたが、テレビではいささか失笑を買っていたのだ。  

正日の後継者をめぐって、北朝鮮国内では激しい権力闘争が行われている。  

現在では労働党から軍部が権力を握り、三男・正雲(ジョンウン)氏擁立の流れとなりつつあった。  

かし、2001年5月に日本からの強制送還を受けたことが失脚の問題となった、長男・正男(ジョンナム)でも、ジョンウンでも後継者はないと早くから重村氏は指摘していた。  

の著書で一番すっきりするのは、北朝鮮の核問題について、現在ではその脅威はないのだと彼は何度も指摘するのだ。  

福井県や島根県ほどの国家予算しか持たず、GNPも事実上アジアでは最貧国である。  

軍備はかなり旧式のものでしかなく、新しい戦機を整える余裕もない。  

なによりも石油がない。哀しいほどに石油がない。  

戦争は絶対にできない状況にあるという。  

そのごく僅かな石油のほとんどを軍備に費やしている。  

式の戦闘機があっても、石油の浪費を嫌って航空練習時間は日本の自衛隊の20分の1以下と言う現実なのだそうだ。(年間10時間以下!)  

もちろん、核などを使うことが「万万が一」あっても、在韓の米軍にすぐに叩き潰されて国は消滅してしまう。それぐらいのことは北朝鮮と言えども理解しての「威嚇」でしかない。  

韓国とアメリカの北朝鮮への締め付けが経済的に相当に効いている。  

核武装を目指すのは、他国への脅威を本気で目指しているものではない。  

メリカとの直接交渉が難しくなれば、また日本に顔を向けざるを得ないだろうと著者は書いている。かなり逼迫した経済をどうしようとするのだろうか。  

とにかく、著者でしか知りえない具体的な根拠と数字を展開して、金正日以降の北朝鮮問題をやさしく書いているので、また釘付けとなった一冊だったのだ。  ただただ、自分達の体制を維持するためだけのしがみつきでしかないのだ。  

でに意思決定が出来ていない常態か、まもなく同様の状態になるであろう(重村氏)北の指導者の後継問題は、軍事・経済の緊迫したタイミングとあいまって、かなり難しい舵取りになってきたと痛感したぞ。  










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