あいかわらずの活字中毒気味に本屋をさまよって、この本にふと出会った。

 

「青山ブックセンター六本木店で、三年連続、すべての本の売り上げ第一位」

 

という帯にふと目が止まったからだ。 ついでに、そこの店員さん、間室さんの 「あなたはまだ この面白い小説を 知らない。」  

という手書き風のコメントまで大きく書かれてる。    

 

読んでみて、いつも忙しく 時を競うように本をむさぼり読んでは また次の本へと向かう癖がすっかりワシの頭に染み付いたのを、 

今回ばかりはいささか恨んだものだ。  

 

「夜とは すなわち宇宙のことなのである。  

われわれがたどり着いた ちっぽけな概念に従って言うと  

『夜は永遠である』  そういうことになる。    

もし昼間がなかったら 人類はもっと宇宙との一体感を  享受しえたに違いない。  

そして もっともっと孤独について 多くを学べたかもしれない。」

                             ~本文より~  

 

ぴーぷー窓を叩く風音を聞きながら   

あるいは冬の深い孤独感をまぎらわす 

音楽でも聴きながら  

ぐっすりと読み直してみたいと実感した一冊だった。  

後から知った。  

 

映画になるらしい。いや もうなったのだろうか。          

 

 

つむじ風食堂の夜              吉田篤弘著 ちくま文庫










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