宝石という神様からの贈り物の素晴らしさを時としてワシらはどこかにやってしまう。  

何億、何千万年前に地中深くつくられた宝石。悠久の時を経て人間の前に現れ出でる。  

ワシらはついつい宝石が目の前に普通にあることが当たり前になってしまい、やれキズがあるだの、やれ色がどうしたの、やれ評価がどうだのと、エラソーに語ってしまう。  

宝石を掘り出すために、井戸を深く深く掘っていき、人が身体を張って地中に下りていく。  この命を賭けた男達も必ずしも報われるとは限らないのだ。

とても危険な仕事だ。綱一本で地中深く降りていく男たち。

日当は一日数百円。  

しかし掘り出すことができれば生活がつながるのだ。  

でも、一日掘っても、大したものが出てこないことも普通の世界なのだ。    

ワシは目の前でやっと産声を挙げたような宝石を見ると心の奥底深くがムズムズしてきたのだ。

 ただ「きれい」ということではない。  

地球の歴史と人間の文明が見事に結実した瞬間に立ち会えるのだ。  

ワシは会社に帰って社員のみんなに-腰に手を当てて-演説をした。  

「みんな、みんなよ。ワシらには宝石の美しさのみならず、宝石の本当の地球における素晴らしさをあますところなく伝えていく使命があるのだよ。  

きれいとかきれいでないとか言う前に、この子(宝石)たちにはひとりひとりに素晴らしい個性があるのだよ。ワシらは幸せではないかい。」  

行くぞ、みんな。  

ちゃんとついてこいよ。  

スリランカの山道の途中の掘っ立て小屋のレストランにて。専属カメラマンにしてはちょっとしょぼいね(泣)。










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広島県福山市 ジュエリー&ウォッチ ミムラ
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