そこのけそこのけ象さんが 通る。  

ワシの前1?を100頭のゾウさん軍団が仲良く、きちんと列をなしておうちに帰っていこうとしておるのよ。  

いやはや、可愛いのを通り越して「身の危険」さえ感じるのだ。  

なにせ、本当に1メール、いや70?前。後ろは壁。  

「不測の事態とゾウさんの機嫌次第」では、いつなんどきワシはおシャカになってしまうかも分らんのだ。

スリランカのピンナラワという町には、親と死に別れたり怪我を負ったゾウの孤児院がある。  それらのゾウを保護する施設だが、一日2回、ゾウを施設の下にある川に移動させて「水浴び」をさせる。  

それを観光客に有料で見学させて、その収入を施設の維持費に当てているのだ。  

その川への行き帰りの道の幅は10メートルもない。そこを道いっぱいにゾウさんが行進するのだ。  

安全策は何もなされていないから、観客は非常にキンチョー状態におかれて壁に張り付きながら見学をするという羽目になるのだ。  

もちろん、見学者とゾウを仕切るものなど何もないのだ。  

事実、何頭かのゾウさんの鼻によってワシは「危うく」ノックされるところであった。  

日本では考えられん。  

しかし、一生忘れられん。  

暑い日の午後であったのだったのだったのだった。










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