阪神ファンというのは、日本中にどこにでもいる。いや、もしかしたら華僑と同じように世界中にいるのかも知れない。
私の知るところによると、愛知県は知多半島にも棲息しているぐらいだからもやは鎮圧捕獲は不可能である。
また、この阪神ファンというのが「年中無休の希望」を持つ人種であるというのが、この本による分析なのである。
阪神ファンの底力 國定浩一著 新潮文庫
「攻撃のときだけ見とったら負けることはないんや。全試合、勝ちやで」 無茶苦茶である。これが、応援団の話なのだからスゴイ。負けても負けてもめげない広島カープファンでさえ、こうはいかん。
かつての強豪であった阪神タイガースも、1998年から4年連続最下位、という大金字塔を打ち立てたことがあった。これは近代野球にあってなかなか実現できることではない。しかし、この前代未聞の体験が彼らをとてつもなくたくましく育てたことは間違いがないのだ。
この4年間の最下位期間の通算成績が、221勝321敗4分。
これを著者は「2勝3敗の哲学」が阪神ファンの美学だというのだ。
ユニクロの柳井社長でさえ、「人生は1勝9敗」というのだから、これははるかに勝率の高い幸せ理論なのだ。
「5回やって2回勝つ。十分やないか。ゴルフならボギーや(?)。すべてを勝とうと言う魂胆が間違いの元や。それで十分やないか」
これをすべて勝とうという我欲が出てくると、巨人みたいな性格になってしまうらしい。
金にあかして欲しいものは全部自分のものにしてしまう。
もし、自分の子どもが巨人ファンにでもなってしもうたら、その子の成長が心配でたまらんというのだ。
「欲しいもんは全部自分のものにして、よその四番打者のゼニで取ってきたところが勝ち続けるようでは、世の中アカンのや。お父ちゃんは甲斐性がなかったけど、オマエだけは頑張りぃや。」
そうか、そうか。
金本、新井、シーツ、・・・・・・。
納得できないのはカープファンだけか。 しかし、その阪神ファンも広島ファンも共通した想いはたぶんこれではないか、
「道端で巨人が倒れていたとするならば、えげつないと言われようとも足で踏んづけておきたいというのが根本的なアンチ巨人ファンの発想になってくるのだ」(あくまでも巨人チームであって、巨人ファンではないらしい)
そして、著者は叫ぶのだ。
「阪神タイガースこそ、中小企業と地方のたくましさの象徴である。」と。
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