「『居残り佐平次』かい?」
そう声を掛けられた。
「昼のワイドショー」とか昔からずいぶんとテレビで活躍の方だ。
若い人なら「ドラえもんの大山のぶ代さんのご主人」と言ったほうが通りがいいのか。
ちょくちょく行く銀座のバーで、連れの先生を見送った後でもう少しだけお酒をいただこうとカウンターに座りなおしたときに、砂川さんが冒頭の言葉を僕に掛けてくれたのだ。
実は、お話をするのは今回で2回目で、前にも少し話をしたことがあるのだが、そこはお互いがお店の常連客で、僕の顔を知ってくださっているという程度のなのだ。
しかし、僕が感激したのは砂川さんが芸能人であるということだけでなく、居残って飲みなおす僕のことをすかさず有名な落語のお題目である「居残り佐平次」にひっかけて声を掛けるセンスの素晴らしさに感激したのだ。
「しかし『居残り佐平次』がとっさに出てくるなんて、さすがですよね。僕は(古今亭)志ん朝の居残り佐平次が大好きで今でもよく聞くんですよ。」などと酔眼もうろうとしながら嬉々としてしゃべる僕に、
「志ん朝は同じ年だったんだよなぁ。昔は彼と(毒蝮)三太夫と一緒に飲んだりしたんだよ」
と、またまたツボを心得た返答をなさる。 それから、ワイドショーの司会をしていた頃の話。 そのころから「言葉狩り」というややこしい世間に日本がなったんだということ。
長く芸能界でやっていく人間の共通項の話。
(やっぱり人格が良くないと続かないらしい。例外はあるけれど)
鶴田浩二の話とか、なんかいろいろ楽しい話をしてくれたなぁ。
奥様の大山のぶ代さんとの馴れ初めとかも話してくれてね。
「俺は50(才)になった時に、人生で出来ることの先が見えちゃったって思ったなぁ。」
なんて氣になることもおっしゃる。
「しかし砂川さんは、さぞかしモテたでしょうね~」と僕が言うと、
「いやいや、そんなことはないよ」とすっごい余裕の笑い。
もうその余裕だけでどんだけモテててきたのかというのが、よく分かったわ。
しかし、ジェントルマン。
いつ拝見してもいいお酒を飲んでいらっしゃる。
またお逢いするでしょう。その時もまたしく一杯やりましょう。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
広島県福山市 ジュエリー&ウォッチ ミムラ
ウェブサイトはこちらから→http://www.j-mimura.co.jp/
Facebookページはこちら→https://www.facebook.com/mimura1913
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
