福島原発メルトダウン

「10年後に日本という国があるだろうか」と尋ねられれば、「かなりの確率の高い話として、日本はないかも知れない」と、悪い予感を覚える。(本文 序章より)  

 

の本を読みすすめるうちに、次第に腹が立ってきたのだけども、そのうちに怒りではなくおそら寒くなり、やがて哀しくなってしまった。  

この本の前半は現在ある原発のいいかげんな造りと放射能の恐ろしさ。後半は、日本という地震国の現実をひとつひとつ解説している。  そして、その上に丁寧に「確信して」置かれたのかと言う原子力発電所。それを覆い隠す都合のいいデータ。  

それらのデータは、研究所や大学の先生がつくる。そしてそのデータを出した先生が電力会社の顧問であり、研究費を莫大にもらう。  

今回、テレビに出て「大丈夫でしょう」などと云っている人たちはそんな人たちだ。  

 

「1000年に一度の想定外の大地震」はウソ。  

 

この表現も実は、そのような学識者がつくった「デタラメ」である可能性が高いと、著者は言う。その証拠にマグニチュードの数値が2転3転したではないか。  そんなことが、日本の技術力をもってしてあろうはずがないのだ。  

 

なぜか・・・・・。  

どうやら実質のマグニチュードは実際に「8.4」ぐらいではなかった。甚大なる被害はその後の「津波」によって破壊的にやられてしまったのだ。

 

そのことは被災された人たちが「地震は確かに凄かったが、やられたのは津波」と証言していることからわかる。  

 

原発は、「地震には大丈夫」と言い続けてきた。  過去数年の地震のマグニチュードが発表されても、「大丈夫」と言い続けてきた。  だから、地震で原発の非常用発電がやられたとか、冷却ポンプに破損されたとかでは大変な非難と賠償責任を持つために国と電力会社がマグニチュードを改ざんして「9.0」とした疑いがかかっているのだ。  

 

証拠に、どうやら「津波前」にそれらの装置が破損したのではないか、という著書の指摘どおりの報道が一部なされているから納得だ。  

そんな適当な耐震でしかない日本の原子力発電所。  

そして確実に(阪神淡路大震災を目安として)地震活動期に入ったと指摘のある、日本。  

もうこの本を読むと、我われの安全を国が守るどころか、利権と金に群がる人間達のために我われは絶望の淵に立たされたとはっきり知るところになるのだった。                                    

 

(つづく)










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