ぼくは今まで山と本を読んで経営の役に立てばと、それなりの意識を本に傾けたつもりだ。
それはそれで、自分では気づかないうちに「血」となり「肉」となり経営者としての部分を作ってきたに違いないのだ。
しかし、経営者としてのターニングポイントになった一冊を上げなさいと言われたら、たぶんこの一冊を上げるだろうと思う。
ある日、神戸の「ちょいアホ・マナブ」社長が「みむらさ~ん、これね、面白いんですよ~」って、ゆるい関西弁でぼくの目の前に差し出したのがきっかけだった。
一瞬、ぼくは「嫌気」がさした。
なんじゃい、この著者は会社経営をなめとんのか、と。ぼくらが毎日毎年苦しみながら経営というものをつかめないでいるのに、なんじゃいこのアフロは・・・、と。
それだったら、どんなに阿呆らしいか読んでみようと。マナブちゃんに勧められた手前もある。まぁ、読んで笑ってやろうと。
でも、ぼくには目からウロコの感動があったなぁ。マナブちゃんに感謝した。
読み進めるうちに、「楽しく、厳しく」を風土にできる会社にならなければと燃えに燃えていったのだ。しかし、同時に不安も大きくなる。
「本当にちょっとアホで会社は良くなるのか!」
そのためには、一番の問題は社長の考え方を変えて、ある意味実践もしなければならない。そうそう、周りからは馬鹿な真ちゃんと言われ続けた僕だけど、ある意味それを武器にしなければならないのだ。
社長は社員のエネルギーを最大限に引き出してあげるのが使命なのだ。
そのために、「何をすべきか」というスタンスが必ず必要だと思う。
甘えず、しかし、自分の殻をやぶりエネルギーを上げてやる。
社員を締め付けるだけで(放っておきぱなしも)彼らのエネルギーが高まるわけではないのに、ほとんどの経営者はその点について、どうしたらいいのか分からないのだ。
そして、ミムラ軍団は変革を遂げつつあるのだ・・・・。 この本については驚くような「真面目そうな」方も絶賛されている。
以前にぼくもこの本の紹介をしているので、今回はあの天外伺朗氏の解説を引用させていだくことにした。是非とも「元気だけが取り柄」の社長さん方には、一読を強くおすすめしたいものだ。
「アホが世界をひっぱっているのだ」
この言葉がまぎれもなく世界の歴史を証明しているではないか。
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出路は、パンクロックのミュージシャンだった。その業界では、かなり名が知られ、
カリスマ的な存在だったらしい。
1993年、一念発起してワゴン車1台で古着屋を開業。仲間に恵まれ急成長し、
2001年には年商35億円、利益率14%に達した。
ところが、その成功とは裏腹に、本人は不安と不満にさいなまれるようになり、
燃え尽き症候群を体験し、社業にまったく身が入らなくなってしまった。
涙ながらに仲間に謝り、気を取り直して猛勉強し、ありとあらゆる本を読み、
またセミナーに出まくり、経営の改善に取り組む。
世の中で提唱されているさまざまな経営手法、マーケティング手法を、
コンサルタントの指導のもとに、片っ端から導入し始めた。
(中略)
ところが、そういうすさまじい努力をあざ笑うかのように売り上げが落ちていった。
コンセプト・ショップを開けば、業界誌などでは絶賛され、いい気になったが、売り上げはさっぱりだった。
2004年には、3億円の損失を出し、20億円の借金を抱え、打つ手がすべて失敗したことを 認めざるを得ない状況になった。
目の前に倒産の2文字がせまってきたのだ。
さらに出路は、家族の病気や本人の胃潰瘍など、同時多発的危機に見舞われた。
・・・・・・もう、あかんな・・・・・・。
そう思うと、出路は逆に気が楽になった。
開き直ったのだ。
そして、どうせダメなら、せめて楽しくやろう、と決心した。
(中略)
それから出路は、すべての経営学、マーケティング手法に背を向けた。
精密な経営情報システムを反故にして、経理を昔ながらの「どんぶり勘定」に戻した。
判断基準を、自分と大切な仲間が「楽しいか?楽しくないか?」という一点に絞った。
このフィロソフィーを、出路は「ちょっとアホ!」と名づけた。
― 「正しいか? 正しくないか?」「良いか? 悪いか?」「~するべきか?~しないべきか?」 などの“
常識”的な判断基準は、「ちょっとアホ!」の天敵 ―
もがき苦しんだ2年間は、まさにその天敵に振り回されていたのだ。
この日から出路は、医者に禁じられていた大好きな酒を飲み始めた。
医者は激怒したが、2ヶ月後に胃潰瘍は完治。
お店も、自分たちの好きなものを仕入れて、客を巻き込んでお祭り騒ぎで売ることを徹底。
すると業績はV字回復をしていった。
(引用終わり)
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広島県福山市 ジュエリー&ウォッチ ミムラ
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