ネガティブだと思える感情にも、自分の可能性を感じられる前向きな部分があります。
ネガティブだからといってサラッと流してしまうのではなく、ときにはしっかりとその感情に向き合ってみましょう。
たとえば、妬みという感情があります。
自分よりも成功していると思う相手を見て『ちくしょう。悔しいな』と思ってしまうことは人間であれば誰でもあるはずです。
しかし、悔しさやと妬みに近い感情があるということは、自分にもその対象に近づくことが可能だということを示しているのです。
たとえば、野球に興味のない人が『くそ。イチローの野郎、あんなにヒットを量産しやがって』とは思いません。
羨んだり妬みの感情を持つ対象は、必ず自分の才能のあるものです。
そして妬みを感じたり悔しがったりするのは、能力や才能といったものが自分と近い部分にあるからなのです。
妬みの感情が現われたときは、自分が嫉妬しているという事実を素直に受容した上で『悔しいな。悔しいってことは自分にもできるってことか』と成長するためのエネルギーにしてしまえばいいのです。