相手にイラッとしたときこそ、魅力をアップするチャンスです。
一流とそれ以外の差は、イラッとしたときににこやかな態度でいられるかどうかです。
誰だってハッピーなときにはにこやかでいられます。
しかし、イラッとしたときにそのイライラを押さえた上でにこやかに対応するというのは簡単ではありません。
簡単ではないからこそ、にこやかでいられると人の心を掴むのです。
逆の立場で想像してみればわかりますが、自分が相手に迷惑をかけて『もうダメだ。取り返しのつかないことをしてしまった』という絶望感に包まれた場面で、さらにそれを包み込むような笑顔で許してもらえたら『もう一生ついていこう』と思います。
たとえば、依頼された仕事で忙しい合間を縫って期日までに前倒しで仕上げたのにも関わらず、『すみません。実は急遽方向性が変わってしまいまして。今回は無しになってしまいました』といわれたときに『ふざけるな。こっちがどんな思いでやったと思ってるんだ』というのは簡単です。
相手も怒られるという体で本気で謝罪に来ています。
そこで『なるほどね。それは仕方ないな。また何かあったら言ってよ』といわれれば『何か良い仕事やチャンスがあったら絶対にこの人に持っていこう』となります。
これで相手はメロメロになってしまうのです。
上司や部下といった立ち位置は関係ありません。
あなたのことを心の底から大好きになります。
イラッとしたときはいったん立ち止まりましょう。
際の部分でこそ、人間力が試されるのです。