聴く力の威力は想像以上です。
コミュニケーションについて考えるとき、いかに面白い話をするか、いかに説得力のある話ができるかということを考えてしまいがちです。
たしかに、面白い話ができたり説得力のある話をできるといういわゆる話す力も大切であり、その能力があることは1つの魅力になります。
しかし、それは聴く力の威力の足元にも及びません。
あなたに話してくれるということは、それだけあなたが信頼ができるということです。
世の中は信頼で成り立っています。
信頼がすべてです。
人間は誰しも聴くよりも話したい生き物なので、気持ちよく話せるような聴き手だとつい話すつもりがなかったことまで話してしまいます。
どれだけ情報化社会になろうとも、ネットには出回らない情報というのが確実に存在します。
そして、それは必ず人を介して伝わります。
だからこそいまだにスパイという存在がなくならないのです。
情報というものにどれだけ価値があるかということです。
ただそれを知っているか知らないかで、生死を分けることさえあります。
それが情報というものです。
聴く力があるということは、それだけ質の高い情報が集まりやすいということなのです。
質の高い情報があればあるだけ、有利に人生を描いていけます。
情報収集力とは、人間力そのものなのです。