時間をおく | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

行き詰った時には、思い切って時間をおいてみるのは効果的な方法です。


その間に多くの体験や知識がストックされ、次に臨んだときには別の角度から光をあてることができるようになっているからです。


身近な例でいえば、本です。


最初に読んでみたときにはまったく意味が分からなかったのが、何年か時間をあけてトライしてみると『うわあ!こういう意味だったのか!』という風になることはよくあります。


当時は完璧に読み込めていた気になっていたものが、全然そうではなかったことにも気づきます。


『あの頃の俺はこんなところにマーカーしてたのか。。。それよりもこんな大事なところを読み飛ばしてた!』といったことにもなります。


読み飛ばしていたわけではなく、別の読み方ができるようになったのです。


もちろん、本であるということはマンガも例外ではありません。


幼いころに夢中で読んだものを読み返してみると、また別のストーリーが展開されるかもしれません。


これは映画など、映像ものにもいえることです。


このように一生をかけて味わい続けられるのが、本や映像といった作品の醍醐味です。


自分が成長した分、作品の内容も成長していくのです。


時間をおくことが効果的なのは、人間関係でも同じです。


苦手だと思って避けていた人と何年後かに仲良くなったり、絶縁していた人と長い時間を経て和解したりということがあります。


これも同じように、その間にお互いが成長してお互いの周波数が一致したということです。


つまり、来るべき時が来たというまさにベストタイミングです。



やることをやってダメだと思ったら、思い切って放置してみるというのは前向きな策なのです。