肩書を執拗に気にする人がいます。
特に男性同士の中では顕著です。
名刺交換をしてから会話をして相手の年齢がわかるまではソワソワして落ち着かない人もいます。
年齢、役職といったところから瞬時に自分との上下関係を見定め相手を格付けするのです。
まるで肩書こそが人生のすべてであるかのように考えています。
そういった人たちの共通点は、肩書に頼ってばかりで実際には中身がないということです。
仕事においては年齢や役職といったものがすべてだと本気で思い込んでいるので、ことあるごとに自分の役職を披露します。
たとえば初対面で名刺交換の際にも『〇〇株式会社の課長代理の××です』といって名刺を渡すのです。
名刺を交換するのであれば相手は名刺を見るので、肩書などいちいち言う必要はありません。
相手から『あ、××さんは課長代理でいらっしゃるのですね』といわれたときにはじめて話を展開させればいいのです。
肩書に頼ってしまうことの一番のマイナスは、自分を磨くことを怠ってしまうということです。
肩書によりかかると、自分もそれに応じた能力があるかのように勘違いして行動することをやめてしまうのです。
一流の人たちの共通点は、自らの肩書を言葉にすることがないという点です。
その人の魅力を決めるのは肩書ではないのはもちろんのこと、年齢でも性別でもありません。
決定打は、あくまでも人となりなのです。