人付き合いには、関係が進展するタイミングというのが間違いなく存在します。
思わぬことがきっかけで今まで仲良くなかった人と急接近したり、逆に仲が良かった人と距離が生まれたりするということは誰もが経験したことがあるはずです。
良い悪いといった話ではなく、そんなバイオリズムのような何かが確実に働いているのです。
たとえば、学生時代は毎日のように行動を共にした友人と、就職を機に会わなくなるということがあります。
逆に、学生時代ではほとんど関わりがなかった同級生と、同窓会を境に親しくなり、ビジネスパートナーになるほどに関係が進展するということもあります。
ある意味、新陳代謝のようなものです。
その時々の自分の状態や環境に合わせて、しかるべき人間関係が整っていくのです。
つまり、人間関係は常にあなたにとって最適な距離感で構築されているということです。
誰だって、少しでも早く、少しでも深い関係性になりたいと思います。
相手が憧れの人や尊敬する人であれば、いち早く信頼関係を築きたいと思ってしまうところです。
しかし、追えば追うほど逃げていってしまうのは恋愛と同じです。
心の距離が近づいたり、逆に離れたりする時期を繰り返して信頼関係は築かれていくのです。
相手から『あの人に会いたい』と思われるまで、自分を磨いていきましょう。
時が熟すまで、常に余裕を持っておきたいものです。