1度トライして上手くいかなかったことに再トライしてみましょう。
1度失敗したことで、それ以降まったく手をつけないという人はあまりにも多いです。
『自分には向いてなかったから』といって片付けるのは簡単です。
失敗というのはもちろん能力値にも大きく関係しますが、そのときのタイミングや運という要素も大きく関わっています。
つまり、今やってみると以前とはまったく違った景色が広がるということも十分にあり得るのです。
そもそも、はじめてトライして上手くいくことの方が圧倒的に少ないのが世の中であり、それはあたりまえです。
プロ野球で一流の打者も、誰もが初めからホームランをカッ飛ばせたわけではありません。
偉大な発明家は、いきなり世紀の大発明をしたわけではありません。
とてつもない数の失敗を平気でしています。
むしろ、上手くいっている人の方がトライした数が圧倒的に多いので、その裏では尋常ではない数の失敗を重ねているのです。
ただ、失敗は表に出ません。
取りざたされるのは成功のみです。
成功者の失敗は他の人には見えていないのです。
だからこそいつでも上手くいっているように見えたり天才に見えたりしてしまうのです。
力を発揮する分野はそれぞれ異なりますが、誰もが同じように可能性を秘めています。
象につながれた鎖は子供の頃も大人になってからもまったく同じもので変わらないのに、大人になっても象は逃げ出そうとしません。
幼い頃に抵抗しても逃げられなかったという過去をそのまま引きずっているのです。
過去の失敗経験を引きずったまま、今でも『出来ない』と思い込んでいるのです。
私たち人間も同じです。
あなたを縛っているのは思い込みという鎖です。
1度手を出したものだけならまだしも、他のものに関しても『どうせ無理だろう』と思い込んでしまっているのです。
『いいなあ』『あれ、やってみたいかも』と少しでも心が動かされたものは思い切って手を出してみましょう。
その1歩が、すべてを変えるスタートになります。
そして、『自分にも始めることができた』『自分でも出来るんだ』という感覚を少しずつでも掴んでいくのです。
結果を出すのは後でいいのです。
まず、行動に移せたことが立派な成功体験であり、そんな自分を褒めてあげましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、あなたの中に眠る自信を取り戻すのです。