すべてのセールスは、最終的にはお客様の生活全般をコンサルできるような形になることが望ましいです。
なぜなら、商品そのものよりもコミュニケーションを求めている人が多いからです。
独立してもお客様がついて来る人というのは、その人がお客様のコンサルタントのような存在になっているからです。
セールスしようと思ったら、言葉通りにセールスしてはいけません。
買う、買わないの結論を相手に押しつけてはいけないのです。
つい『この商品はこんなに良くてこんなに安くて、だから絶対買うべきです』という流れに持っていこうとしてしまいがちです。
こちらとしては、ただその商品の分析結果を話すだけでいいのです。
『この商品を使うとこういった生活ができるようになりますね』『こっちの商品であればこういったところが便利になりますね』というように、商品を購入することでその先に期待できるライフスタイルを提示するのです。
セールスするからには、ある程度まとまった時間を話すことになります。
そうなると、ある程度の世間話は避けられません。
そうであれば、商品の話だけをしていても間がもちません。
趣味や身の上話など、商品に関係のないところでいかに信頼関係を築けるかが鍵になります。
自分に置き換えてみればわかりやすいですが、たとえば同じ車を買うのであれば、どこの誰だか知らないセールスマンにいきなりおススメされるよりは友達に勧められた方がよっぽど買いたいと思います。
つまり、セールスにおいて大切なことは商品に対する豊富な知識やセールスに対しての熱心さではないということです。
ベースにどれだけの信頼関係があるかというのが本質なのです。