ゆとりを持てるようになると楽です。
【ゆとり世代】という言葉が揶揄する意味で使われるようになって久しいですが、別の角度から光を当てるとゆとりは武器になります。
行動の費用対効果を最大限に高める方法が、ゆとりを持つことなのです。
たとえば、衣替えをするために大切なことは、日頃から収納スペースにゆとりを作っておくことです。
『スペースを効率よく使いたいから』といって隙間に畳んだ服を詰め込んだりしてしまうと逆に非効率です。
どれだけ積み込みたくても全体の収納スペースの8割で抑えることです。
8割で満杯と考えることです。
『あ、ここにまだ入りそうだな』といって無理に押し込んでしまうと、服を出し入れするためのスペースや掃除をするためのスペースがなくなってしまうのです。
そうなると見た目が悪いだけではなく、本来は入れるべきではない場所に無理矢理突っ込むことになるので服は傷みます。
これは人脈も同じです。
人脈にも、新陳代謝が必要です。
そのためには、人間関係にもゆとりがないといけないのです。
『もっともっと』と言って出逢うべきでない人と出逢おうとすることで既存の人脈は傷みます。
大好きな人とだけ付き合うと決めれば、以降の出逢いは善のスパイラルに突入します。
腹八分目の姿勢が、いちばん美味しさを感じることができるのです。