生まれ持ったものを否定していつまでもないものねだりしている人がいます。
『私にも〇〇があれば・・・もっと魅力的になれるのに』
しかし、人間の魅力は生まれ持ったもので決まるのではありません。
生まれ持ったものから、どれだけ成長したかということです。
どれだけ上がり幅があったかです。
テストの点数で考えてみればよくわかります。
いつも80点や90点をコンスタントに獲得する秀才が100点を取るよりも、いつも赤点の落ちこぼれが100点を取った方がインパクトが強いです。
つまり、生まれ持った素材が残念であればあるほど、魅力的になることができるということです。
容姿にコンプレックスがあっても、気になるところを1つずつ磨いていくと、ある地点で魅力は溢れ出します。
同窓会で、冴えなかった子が驚くように見違えていることがあります。
予想外に、そこで付き合うことになったりします。
人はどこまでいってもないものねだりをする生き物です。
しかし、人生のある地点でその事実を踏まえた上での行動を取れるようにならなくてはいけません。
【同窓会下剋上現象】があちこちで起こるのは、後天的努力が先天的要素を上回ることの証明です。
こんなにも有り難いことはありません。
世の中は、平等なのです。
人生の楽しさは、下剋上にこそあります。
10-0の圧勝よりも11-10の奇跡的なサヨナラ勝ちの方が面白いのは、野球も人生も一緒です。