あたりまえだと思われていることを疑ってみると、新たな光が差し込むことがあります。
例えば、平日は生活のために我慢して好きではない仕事をして、休日は好きなことをするというスタイルが一般的にはあたりまえだとされています。
一般論を疑って、ありふれた日常の質を向上させることを考えてみましょう。
人生の大部分はありふれた日常で構成されています。
つまり、ありふれた日常の質を向上させることは、人生の大部分の質を向上させることになります。
週5日ありふれた日常を送り週2日ワクワクしていたのであれば、その比率を逆転させることはできないかと真剣に考えてみるのです。
仕事の時間は人生の大部分を占めます。
ありふれた日常の中には、必然的に仕事も含まれることになります。
休日は、誰でも遊べるとわかります。
ここをなんとかして遊びにできないかと知恵を絞るのです。
平日の仕事に好きなことを絡ませて、休日に行う趣味のようにはできないかという発想です。
そうなれば、日常でやらざるを得ない雑用も雑用ではなくなります。
文章を書くのが好きであれば、企画書や議事録などに絡ませることができます。
パーティーやイベントごとが好きであれば、商談やプレゼンなどに絡ませることができます。
いかに人生にゲーム性を持たせるかということです。
好きなことが特別なくても、ゲーム性を持たせることは可能です。
それは、スピードをあげることです。
例えば、周りの3倍速で雑用を終えようと思えば知恵を絞らざるを得ません。
スピードの記録更新をしていくのです。
誰と競争する必要もありません。
自分との闘いです。
ここまで来ると、完全にゲームです。
誰がやっても同じと思われている無機質なものにゲーム性を加えるのが、仕事です。
雑用をゲームへと進化させた頃には、雑用を取り上げられてしまいます。
工夫の必要のない、ただただ面白い仕事を任せてもらえるようになるのです。