失恋は辛いです。
失恋すると、『こんなに辛いことって他にあるの?』と思います。
『もう死んでしまおうかな』と本気で考えてしまいます。
失恋に限らず、命を絶ってしまいたくなる出来事というのは、ターニングポイントです。
後から振り返ると、必ず感謝できます。
死にたくなるくらいの思いをして、初めて人は自分と向き合うことができるのです。
今まで辛いと思っていたことは、何にも辛くなかったことにも気づきます。
『絶望とはこのことですか』と思います。
しかし、絶望したときは必ずセットでプレゼントがついてくるのです。
それが、自分と向き合う時間です。
うっかり意識せずにいると、自分と向き合う時間は確保されないまま人生は終了してしまいます。
日々の仕事や雑務に追われ、休日はなんとなくリラックスして、月曜からまた仕事です。
先の人生を思い通りに生きるためには、死にたくなるくらいに自分と向き合う経験が必須です。
はじめて自分と向き合えた日が、あなたのセカンドバースデーです。
やっと、人生の本番を迎えることができるのです。
多くの人は2度目の誕生日を迎えることがありません。
実質、1歳で死んでいくのです。
真に自分と向き合うことなく、リハーサルだけの人生を終えていきます。
成虫になってミンミンと存在感を示すことなく、一生を土の中で終えてしまうのです。
自分と向き合うことで、やっとスタートラインに立つことができるのです。
人生は、成虫になってからが勝負です。
今、絶望したあなたはサナギです。
乗り越えたらすぐに成虫です。
多くの人は成虫どころか、サナギにもなれずに人生を終えていきます。
つまり、絶望もせずになんとなく終わってしまうのです。
それもそれで1つの人生です。
しかし、せっかく絶望したのであれば胸に刻んでおきましょう。
絶望は、人生の終わりではありません。
幕開けなのです。