カラオケで大切なことは、いかに人に聴かせるかということではありません。
いかにして次も誘ってもらうかということです。
そのためには、場を盛り上げることができるかが重要です。
つまり、どれだけ人の歌を聴けるかということです。
相手が歌っているときに携帯電話をいじり出すのは論外です。
歌っている人を無視して、別で話しだして盛り上がるのもいけません。
カラオケは、会話と同じです。
いかに傾聴できるかです。
究極、カラオケでは自分は歌わなくてもいいのです。
『また一緒に行きたい!』と思われるのは、人の歌を聴いて盛り上げてくれる人です。
決して、歌の上手い人ではありません。
カラオケがスタートすると、一番最初に歌うのが恥かしかったりします。
そこで『なに歌う?』といって選曲のリモコンをいじって無駄に時間が過ぎていきます。
気づいたら誰も歌わずに30分くらい経っています。
いかに早くトップバッターに名乗りを上げるかです。
否、部屋に入るなり曲を入れて歌っている途中にドリンクが到着するくらいで丁度いいのです。
このスピード感が大切です。
下手でも勢いで歌って盛り上げて、次の人が歌いやすい空気を作る人が好かれるのです。
これは、会社での会議と同じです。
意見を求められた時、周りは中々意見を言おうとしません。
ここで、かっこつけないことです。
どんなに稚拙と思える内容であっても、とりあえず意見をいうのです。
他の参加者は『あ、このくらいの内容でも発言していいんだな』と安心します。
ここでハードルが下がることによって、次の発言者へと繋がっていきます。
ためらわずにポンポンと意見の出る流れができあがるのです。
すると、徐々に意見の質も上がり、会議が盛り上がっていきます。
次も呼んでもらえる人は、盛り上げの導線を作れる人なのです。