勉強しないと貧しくなります。
日本をはじめとした国が採り入れる資本主義と呼ばれる構造は、これですべて説明がつきます。
破壊的な明治のベストセラー【学問のすすめ】にある『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』という一節は、誰もが平等ということを述べているのではありません。
『そうは言うけど、実際には貧富の差があるよね。その決定打は勉強をしたか否かなんだよね』というのが本書の結論です。
中学校の授業では『これは有名ですね。人間だれもが平等だということです。テスト出ますね』で終了しました。
実際は、学び次第で富むことも貧しくなることもできるということです。
その側面では、人間は平等なのです。
誰にでもチャンスがあるのです。
人類史上、ここまでチャンスが均等な時代はありません。
世の中の本質は、すべて福沢諭吉が教えてくれていたのです。