捉える | ko-to-ba

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人は発するコトバ通りの人生を歩む。

出来事の捉え方は、常に一定ではありません。


今日と明日で比較をしても、そこには差異が生まれます。


絶望的な経験が、後に笑い話になったりするものです。



人間の記憶は、時間が経過するにつれ美化されていきます。


これは、素晴らしいことです。


当時は地獄だと思っていた学生時代や新入社員時代も、今思い返してみると『あれはあれで中々楽しかったな』となります。


毎日のように同じ環境で過ごしてあまり意識をしていなかったあの人も、離れてしまうとなんだか急に名残惜しく感じられます。

その人の良い面ばかりが思い返されます。

『あれ?ひょっとして、恋をしていたのかな?』と疑ってしまいます。


それは、あなたの心の視野が拡がっている証拠でもあります。



すべての出来事において、これは当てはまります。



『もうダメだ。これは取り返しのつかないことになった。なんとかなかったことにできないだろうか』


そんな出来事も、1年後、5年後、10年後ではそれぞれ見え方や感じ方が確実に変化しているのです。



その瞬間が訪れて初めてわかる、出来事への光の当て方というものが必ず存在します。


これを知っておくと、どんなピンチに遭遇してもでんと構えていられます。



そして、人生の楽しみが圧倒的に増えるのです。