勝った日の帰り道は、誰でも機嫌がいい。

 

良いプレーができた日もそうです。

 

褒められた時。

 

メンバーに選ばれた時。

 

自分の思った通りに物事が進んでいる時。

 

そんな時に笑顔でいることは、それほど難しくありません。

 

でも、僕が子どもたちを見ていて、その子のことがよく見えるような気がするのは、

 

むしろ、

 

うまくいかなかった時です。

 

負けた時、どうするか

 

試合に負けた。

 

思うようなプレーができなかった。

 

メンバーに選ばれなかった。

 

注意された。

 

自分の意見が通らなかった。

 

そんな時、人はどうしても感情が動きます。

 

悔しい。

 

腹が立つ。

 

納得できない。

 

悲しい。

 

それ自体は悪いことではありません。

 

本気でやっていれば、悔しいのは当たり前です。

 

僕も、悔しさまでなくしてほしいとは思いません。

 

大事なのは、そのあとです。

 

不機嫌になって周りに当たるのか。

 

誰かのせいにするのか。

 

練習相手への態度まで変わるのか。

 

それとも、

 

悔しさを抱えながらも相手を認め、

 

もう一度自分と向き合うのか。

 

そこには、技術とは違う「強さ」が出るように思います。

 

勝っている時より、負けた時

 

僕は、

 

勝った時の振る舞い以上に、

 

負けた時の振る舞いを大切にしたいと思っています。

 

勝った時だけ仲間に優しい。

 

調子が良い時だけ声を出す。

 

自分が試合に出られる時だけチームのために動く。

 

それでは少し寂しい。

 

自分が出られなくても仲間を応援する。

 

負けても相手を認める。

 

悔しくても、練習相手にはきちんと接する。

 

注意された時に、ふてくされるのではなく一度受け止めてみる。

 

簡単ではありません。

 

むしろ、簡単ではないからこそ、

 

そこにその人らしさが出るのだと思います。

 

スポーツは、思い通りにならない

 

スポーツをしていると、

 

思い通りにならないことがたくさんあります。

 

一生懸命練習しても負ける。

 

努力しても選ばれないことがある。

 

自分より努力していないように見える相手に負けることだってある。

 

判定に納得できない日もある。

 

だから僕は、

 

スポーツには価値があるのだと思っています。

 

何でも思い通りになる場所では、

 

なかなか身につかないものがあるからです。

 

本当の強さとは

 

競技をしていれば、

 

もちろん勝ちたい。

 

僕も勝つために指導しています。

 

技術も高めたい。

 

全国でも戦える選手になってほしい。

 

でも、

 

勝てるようになることと同じくらい、

 

負けた時にも自分を失わない人になってほしい。

 

思い通りにならない時にも、

 

人を大切にできる。

 

誰かのせいにする前に、

 

自分にできることを考えられる。

 

悔しい時にも、

 

相手への敬意を失わない。

 

そんな強さも、

 

スポーツの中で育てていきたいと思っています。

 

人生はきっと、

 

勝った日よりも、

 

思い通りにならない日の方が多い。

 

だからこそ、

 

うまくいかなかった時にどう振る舞うか。

 

そこに、

 

その人がこれまで何を大切にしてきたのかが、

 

少し見えるような気がします。

 

強さは、勝った時だけに現れるものではない。

 

むしろ、

 

負けた時。

 

選ばれなかった時。

 

思い通りにならなかった時。

 

そんな日にこそ、

 

その人の本当の強さが見えるのかもしれません。

 

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