いつもありがとうございます。
突然ですが、「うちの子、バドミントンを習わせたいんですが…」という相談をよくいただきます。
そのたびに私はこう聞き返します。
「お子さんに、バドミントンを通じて何を得てほしいですか?」
「強くなってほしい」「試合に勝ってほしい」。
もちろんそれは大切です。
でも、私たちが本当に届けたいものは、もう少し先にあります。
コートの中で身につく「人間力」
練習初日、子どもたちはまず挨拶から始めます。
「よろしくお願いします」
目を見て、声を出して、頭を下げる。たったこれだけのことですが、最初からできる子はほとんどいません。
照れくさそうにもじもじしている子、声が出ない子、目をそらす子。
それでいいんです。
ここから始まります。
3ヶ月後、半年後、その子たちはどうなっているか。
驚くほど変わります。
コートに入ればシャキッとする。
先輩にも後輩にも自分から挨拶できる。
そしてそれは、学校でも、家庭でも、少しずつ広がっていきます。
保護者の方から「家での態度が変わった」と言っていただける瞬間が、私たちにとって最大のご褒美です。
「負け」の経験こそ、最高の教材です
試合で負けて泣いている子を見たことがありますか。
あの涙は、本気で戦った証です。
私たちは、泣いている子には特に質問を投げかけます。
「何が足りなかったと思う?」
「次はどうしたい?」
大人でも難しい「自己分析」を、子どもたちはバドミントンを通じて自然に学んでいきます。
悔しさを言葉にする力。
次に向けて気持ちを切り替える力。
これは、将来どんな仕事に就いても、どんな壁にぶつかっても、必ず役に立つ力です。
「諸君、狂いたまえ。」 — 吉田松陰
私がメンターとして尊敬する一人に吉田松陰がいます。
吉田松陰は、学ぶ者に「本気で熱狂せよ」と言い続けました。
私たちのアカデミーも同じです。
半分の力でやるくらいなら、やらなくていい。
本気でバドミントンに向き合った時間だけが、人を育てます。
「礼儀正しい子」は、なぜ社会で強いのか
礼儀は、相手への敬意です。
そして敬意を払える人は、どこに行っても信頼されます。
学校の先生に、部活の先輩に、アルバイト先の上司に、取引先のお客様に。
「この子は違うな」と思われる瞬間の積み重ねが、人生の扉を開けていきます。
バドミントンは、その「敬意の練習場」です。
試合前後の礼。
コートを借りることへの感謝。
勝っても驕らず、負けても相手を称える心。
これを毎週繰り返すことで、礼儀は「やらされること」から「自分の一部」に変わっていきます。