子どもを見ていて、


ふと不安になる瞬間があります。

 

「このままでいいのかな」


「何か足りないんじゃないかな」

 

強く困っているわけではないけれど、


胸の奥に、うっすら引っかかる感じ。

 


 

この感覚は、


とても大切だと思っています。

 

なぜなら、


本当に問題があるときよりも、


“ズレ始めたとき”に


いちばん最初に現れるサインだからです。

 


 

ただ、このときに


多くの大人がやってしまうことがあります。

 

それは、


すぐに答えを探しに行くこと

 

・何をさせたらいいか
・どんな練習が必要か
・どんな声かけが正しいか

 

もちろん、


考えること自体は悪くありません。

 


 

でも、


少し立ち止まってほしいのです。

 


 

「このままでいいのか」と感じたとき、


最初に見るべきなのは


行動や結果ではありません

 


 

それは、


“今、どんな状態で過ごしているか”


です。

 


 

・安心しているか


・無理をしていないか


・自分の気持ちを押し込めていないか

 

ここが崩れていると、


どんなに正しいことを積み重ねても、


噛み合わなくなっていきます。

 


 

現場で見ていても、


伸び悩む時期の多くは、


能力や努力の問題ではありません。

 

状態が、少しずつズレているだけ


というケースが本当に多いです。

 


 

でもこのズレは、


外からは分かりにくい。

 

本人も、


「うまく言えない」


「何が嫌か分からない」

 

だからこそ、


結果や態度だけを見て判断してしまうと、


ズレは大きくなっていきます。

 


 

「もっと頑張ろう」


「ちゃんとしよう」

 

その言葉が、


悪気なく


追い込んでしまうこともあります。

 


 

だから私は、


何かを変えようとするときほど、


こう考えるようにしています。

 


 

今、変える必要があるのは


行動か、それとも状態か。

 


 

状態が整っていないときに、


行動だけを変えようとすると、


人は苦しくなります。

 

逆に、


状態が整うと、


行動は自然と変わっていきます。

 


 

もし今、


「このままでいいのか」と


少しでも感じているなら、

 

すぐに答えを出さなくて大丈夫です。

 


 

まずは、


こんな問いを持ってみてください。

 


 

「今、この子(自分)は


安心して過ごせているだろうか」

 


 

それだけで、


関わり方は少し変わります。

 

その小さな変化が、


あとから大きな差になります。