春雷 | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

想い出の中の猫さん達

今頃、どこで何をしているのだろう

苦しみから解放されて

自由な体で飛び跳ねているの?

それとも温かな場所でうとうと眠っているの?

私達の心の中にはいつまでも

あなた達の可愛い姿がずっとそのまま


いつかまた逢えるまで

きっと逢えると信じて今日も一日が過ぎて行く


夢で逢えたらどんなにうれしいか

毎晩眠りにつく度に考えてしまうけれど

なかなか逢えないのは

目覚めた時の悲しさをあなたが一番分かってくれているから

そんな風に自分勝手に思ってる

まだなかなか笑って写真を見る事も

想い出の中を覗く事も出来ないけれど

これから幾つもの季節を数えて

何処かの街の片隅で

ひょっとしたらすぐ傍で

必ずまた引き寄せ合って巡り会う

その時は泣き笑いの顔をして

お互いを見つけて駆け寄って行くだろう


そんな素敵な素敵なHappy Endを思い描いて

きっと逢えると信じて今日も一日が過ぎて


ほら

冬がだんだん遠くなって行く