dedicates | 伽想詩

伽想詩

愛するものは猫と本と花......そしてantique

気丈に明るく振る舞いながらその人の胸中は張り裂けそうだったに違いない

音も色も感じられず五感全てが停止したような日々だったろう

でも、ある日その人の所へ神様が天から子猫を使わした

おおらかで天真爛漫なその子はピュアな青い瞳でその人を見つめ

心の深くまで付いていたキズを優しく優しく癒していった

毎日泣きながら笑いながら過す日々は

堅く封印されていた哀しみさえも解かしていく

無邪気に眠る姿 姉弟で遊ぶ姿 自己主張もするのは成長した証

共に暮らすと言う事は、間近に生を感じ、大きなパワーを与えてくれる

だけど

泣きたい時は泣けば良いのです

何故なら私達の流した涙は全部あの子達の飲むお水になるらしい


あなたも私も泣き笑いを繰り返していつの日か想いは全て昇華されるのだろう


with love