「母の好物の塩大福を持ってきたのですが、食べさせても大丈夫ですか?」
医師に質問すると
母は今、嚥下に少し問題があり、食事は一口大にしたものを食べている。
安全ということを考えると食べさせないほうが良いが、
年齢的なものを考えるとたとえ一瞬であったとしても人生の楽しみがあるべきだ。
娘さんが面会に来て好物の塩大福を食べて美味しかった。
そういう幸せな時間は作ったほうが良い、と私は考えています。
餅の部分は危ないが、餡はペーストなのでスプーンで慎重に食べさせてみましょう。
という内容のことをもっと柔らかい言葉でお話くださった若い先生。
人生の楽しみはあるべきだ。
ありがたいお言葉に、思わず涙ぐみました。
そして、言語聴覚士の方が、大福の中の餡をスプーンですくって飲み込むのを確認しながら慎重に食べさせてくれました。
お餅の部分はほんの少しだけ餡で包みようにして食べましたよ。と。
そして、最後は口の中をライトで照らして食べ物が残ってないことを確認されました。
本当にありがたいです。
食べることは生きること。
食べることは人生の喜び。
生み育ててもらった恩は計り知れなく大きいというのに私が今できることはたったこれだけのことかと愕然とするときもあります。
今度は水ようかんを作って持っていくね、お母さん。
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