いつもはパンドミーなどの大型パンが整然と並ぶその棚が、
朝10時、まだからっぽでした。
そのラックが接する壁面に
まるで詩のような文が書かれているのに気が付きました。
パン作りのプライド
と題されたその文は通りすがりに読むには長く
私は開店準備に活気づくそのブーランジェリーの前に佇み
しっかりと読みました。
まさにパン作りへのプライドが
誰に媚びることも無く
誇張することも無く
誠実に書かれていました。
文章が床面に近づくにつれ、
膝を曲げそれを読んでいる私はまるで怪しいオバサン。
藤沢駅のルミネに入っている神戸屋というブーランジェリーです。
機会があったら皆様もご覧くださいね。
あ、写真のパンはブーランジェリのものではありません。
私が焼いた天然酵母のパンです。