先日、こちらの記事にて、ご紹介させていただきました、ルイさんの出版パーティの際に、
ルイ龍池さんの著書販売カウンターがパーティ会場に用意されていたのですが、
そのテーブルの上に、ルイさんの著書たくさんの横に、「本屋さんで本当にあった心温まる物語」という本を紹介する小冊子も置かれていたのです。
その小冊子を、おうちに帰ってきてから拝読させていただいたら…
この本に書かれている28個のお話(実話)のうちのひとつのお話の抜粋が書かれていました。
タイトルは「一冊のジャンプ」
それは、3.11の東日本大震災の際に、被災地の本屋さんでは、本の流通がストップしてしまい、
新しい雑誌がはいってこなくなったときのお話。
震災に遭って10日後のこと、山形まで行って購入してきた一冊の「少年ジャンプ」の最新号を譲ってくださったお客様がいたそうです。
その、たった一冊の本をたくさんの人が大切に読み回し…。あまりにもたくさんの方がいっぺんに読むために、すぐにボロボロになり…。
そんなところから始まり、心温かい人たちがどんどん登場してきて…とう感動ドラマ。
読み終わったときには、涙があふれて止まらず、顔中がぐぢょぐぢょに…。
そんな、あさ出版さんの出している「小冊子」がご縁で、本物の本を取り寄せ、拝読することになりました。
☆ ☆ ☆
近年、出版不況と言われ、小さな出版社が倒産したり、小さな書店が閉店したり…というニュースがマスコミではよく報じられ、心を痛めることが多々ありますね。
何故これほどまでに心が痛められるのかというと、
本は、人の心を救うもの
だからなのではないでしょうか。そして、
本は、弱気になっているときには、勇気づけてくれる存在です。
また、本は、生き方に迷うときに、道標(みちしるべ)の役を果たしてくれるときもあります。
そのおかげで、道に迷わずに前に進めることができます。
また、歩んできた道が正しかったんだ…と、本を読むことで確認することもできます。
つまり、「本」は、心を救ったり、支えたりするだけでなく、「人生」そのものを支えてくれているといっても過言ではないでしょう。
それくらい、大切なものです。
☆ ☆ ☆
この本では、著者の川上徹也さんからのメッセージも、胸を打ちます。
この本の著者の川北徹也さんは、「日本全国モテる書店化プロジェクト!」と題して、
全国の書店全部を「モテ書店」にすることで、日本を元気にしたい!と、
「書店の在り方」のワークショップを展開しているそうですよ。
「これ以上、まちの小さな書店が閉店したり、出版社が倒産したり…というニュースをみたくない…。」
という優しいお気持ちからの行動ですね。
川上徹也さん、真っ直ぐに生きていらっしゃる、とても素敵な方ですね。
ご職業は、コピーライター&コミュニケーションディレクター、作家だそうです。
さすが、各エピソードのあとに、コメントされていらっしゃる川上さんの心温かい言葉が、また、読む人全員の共感を呼びます。
まだ、お読みでない方は、ぜひ、お手にとってご覧くださいね…!
「心の洗濯」という言葉がありますが、この本を読むと、ほんとうに心が洗われます…。
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毎日、一生。