犬の散歩をしていたら、引っ越し前のご近所さんからのLINEがきて、
以前住んでいた家の荷物の搬出がすみ、
取り壊しが始まるとのこと。
20年以上住んでいた家、
離婚して
離れた家です。
動揺する。
すぐに返信できなかった。
少し歩いてから簡単なお礼の言葉を返信した。
もう、自分の家ではないのだから、
どうすることもできない。
心のどこかになんとかならないかという
思いがあったのだろう。
半年ほど前だろうか、
弁護士さんから、連絡が来て鍵を送った。
その後、私物を持って行っていいと言われたのだけど、
結局、
直前になって行くのをやめました。
行くことができなかった。
今の住まいから徒歩5分ほどだか けど、
車でそばを通る時も
見ることもできなかった。
遠くに引っ越していれば
その後を知ることもなかったであろう。
息子に伝えるべきか。
時々、そこに行っているようだったから。
夜長女に話してみると、
「もう、うちのものではないからどうしようもないよね。
賃貸だったと思おう。
約20年、住めて良かったよね。」
長女『子供の時住めて良かったね』
前向きな返事が来てホッとした。
お気に入りの花柄のカーテン。
当時の流行りだった対面キッチン。
ウッドデッキ。
庭のハナミズキ。
和室に映る紅葉の影🍁
外壁の色が苦手だったけど、
好きなところもいっぱいあった。
そして
悪い事ばかりではなかった。
お家さん、ありがとう。
20年まもってくれて
ありがとう。
守れなくてごめんね。
これから
前を向いていくね。
