4月19日から6月15日まで
あわら市にある金津創作の森で
はしもとみおさんの彫刻展が
開催されました。
周りのお友達もたくさん観に行き、
可愛いお写真をいろいろ見せて貰ううちに、
私も行きたい気持ちがムクムク。
ムクムクしつつ、なかなか時間が作れず…。
加賀のお店に旦那さんと向かう時に
看板を見て思い出し、寄ってもらいました。
6月15日、最終日の15時でした。
これは木彫り??と
何度も口にしてしまう彫刻たち。
触ってよい作品がたくさんで、
ついつい手を伸ばしてしまいます。
宇宙に行った犬、
けれど、片道分の燃料しかなくて、
帰って来れなかった犬、
クドリャフカ。
彼が見上げているたくさんの犬や猫たちも
みんな星になった子たち、と
私は解釈してしまい、
胸が熱くなりました。
犬と私の時間は違うので
あんなにわんぱくで甘えん坊だった
15歳の犬は本当にすっかり
おじいちゃんになってしまいました。
最後までしあわせでいてくれるよう、
このうちに来てよかったと思ってくれるよう
できる限りのことをしているつもりですが、
お別れの日は
そう遠くはないのだと感じ、
涙してしまうことも増えてきました。
この「宇宙」の部屋は
とても美しく切なく。
切なくなりながらも、
イキイキした可愛い表情の
木彫りの犬たちを
ひとつひとつ眺めながら、
犬は最後まで希望を捨てない、
生きることをあきらめない、と
昔聞いた言葉を思い出しました。
そうそう、あきらめない。
まだまだ一緒に犬と暮らすのだ。
気持ち引き締めて次の部屋に。
言葉は通じないのに
どうして動物たちと心は通じるのだろう、と
小さな頃から不思議だった私ですが、
こちらの彫刻とも心が通じる思いでした。
こんな終了ギリギリに
美術館に足を運んだのは初めてでしたが、
行けてよかった。
ちょっと犬との暮らしに
寂しさを感じてきていましたが、
元気出しなさいよ、
くよくよする時間があったら、
一緒に楽しく過ごしなさいよ、と
私に教えるために
呼び寄せてくれたような
不思議で幸せな出来事でした。
ありがとう。心から。