またもや、怪しいものに手を出して…と
眉を寄せられそうですが、
微笑みの国タイに、
プラクルアン、というお守りがあります。

仏像や神さま、高僧などを形どった
小さなもので、
寺院などで祈祷していただいたものを
チャオ(お借り)します。
お借りする、という扱いですが、
お返しはしなくてよいとのこと。

大切に扱い、共に過ごすことで、
ずっとお守りくださるものとか。

昔、タイからの研修生の方々から
チラッと見せて頂いたのですが、
基本仏教とは言え、
タイと日本はまた違う気がして、
私がお借りしてよいものか不安もあり、
気になりながらも
ご縁がありませんでした。

しかし、仲良しのお友達が
今年に入って
2度目のタイ旅が決まり、
「見てきてあげる!」と旅立ったのです。

そして、

「いま、ピンクガネーシャさまの

ワット・サマーン・ラッタナーラムに来た!」

とLINEが。

素晴らしい青空に

とても艶々と美しいガネーシャさまの

写真付です。


彼女によると、

なかなか簡単には行けない立地のお寺らしく、

「ガネーシャさまが3倍速で

願いを叶えてくれるし、

すごく素敵なプラクルアンが

お寺でお借りできる」とのこと。


そして送られてきた画像がこちら。


このあと彼女が向かうチェンマイにある

一番古いと言われるお寺、

ワット・チェンマンでのチャオを

お願いしていたのですが、

「ワット・チェンマンにガネーシャさまの

プラクルアンがあるかわからないし、

このプラクルアン、すごくいいと思う!」との

彼女の言葉に何か魂を感じ(笑)、

お借りしてきてもらうことに。

ちなみに、数日後、ワット・チェンマンにも

わざわざお詣りに行ってくれたお友達。

とでも優しいお顔のガネーシャさま像の

お写真を送ってくれました。


そして、

「僧侶さまに、ガネーシャのプラクルアンは

フィニッシュした、と言われたよ!

やっぱピンクガネーシャさまのお寺で

お借りしておいてよかったぁ!」という

メッセージも。


さすが彼女。

前々から、その並々ならぬエネルギーと

強運さには一目も二目もおいていましたが、

へへーっと平伏したい気持ち。


プラクルアンは誰を通して届くかも

とても大切なそうなので、

彼女を通して頂けることも、

本当にありがたいです。

ピンクガネーシャさまなのですが、

とてもとても優しいサクラ色。

横からみるとプックリした

プラスチックで守られていて

カバーの彫も美しい。

さすが、センスの良い彼女が

選んでお借りしてくれた

プラクルアン。


実は、ずっと私は、

タイでなぜガネーシャさまがあちこちで

祀られているか不思議でした。

タイは確か国民の9割が仏教徒。

ガネーシャさまはヒンズー教の神様では?と

思っていたのです。


これを機に、ちょっと調べてみると、

こちらがとてもわかりやすくまとめてありました。

タイの占星術である曜日占いから、

ガネーシャさまの誕生日が

木曜日であることから

ピンク色のガネーシャが

祀られるという説もあり、

物事は伝わりながら

その場所に必要とされる形で

残っていくのだなぁ、と思いました。


大切なのは、

関わるひと、受け取るひとたちの心。


このガネーシャさまのプラクルアンからは

どこか純粋であどけない温かみを感じます。

そっとしあわせを感じさせ、

笑顔にしてくれるような雰囲気。


空を飛び海を渡り、

私の元に訪れてくださり、

ありがとうございます、と

手を合わせています。