一般的には
転勤などの絡みでの引越は3月末、
寂しいお別れを桜の花で癒される、が
定番かと思っていましたが、
6月に東京に引越が決まった、と
お友達から連絡がありました。

引越し前に、

自宅に大切なひとをお招きして

ランチ会を開くので

ぜひ来てね、とのお誘い。

嬉しいけど寂しい複雑な気持ちです。


その時のデザートに

アイシングクッキーをオーダーしたい、とも。

10人分のアイシングクッキーを

缶に詰めて、彼女のおうちに。

坂井市丸岡町のN.Y ブランシェさんが

彼女のおうちに来て

お料理を振る舞ってくださいました。

個人のお宅での出張ランチ提供は

初めてとのこと。

オーナーご夫妻も彼女の引越を

寂しがっておいででした。

バランスを考えながら 

シェフがアイシングクッキーを

シフォンケーキに

添えてくださいました。

いつも爽やかですんなりした彼女カラーの

くすみブルーのアイシングクッキー。

「想像以上のクッキーをありがとう!」と

喜んで頂けて、ちょっと泣きそうに。


初めて会う人が多い集まりだったのですが、

彼女の家に向かう途中、

「今日、何の集まりがあるんですか?

さっきから

素敵な人たちが歩いていくんですが。」と

声をかけられるくらい、

さすが、彼女のお友達だな!という

素敵女子会でした。

「家も庭も全て置いていくのが

やっぱり寂しい。

よかったらお土産に。」と

モリモリに咲くスモークツリーを

みんなに持たせてくれました。

ガーデニングセンスのよい彼女には

いろんな植物を教えて頂きました。

たくさんのやりとりが懐かしい。

帰ってから

彼女の庭のスモークツリーと

私の庭のユーカリと合わせて

スワッグを作り、

私の部屋に飾りました。


別れ下手な私は

やっぱり寂しいを繰り返してしまうのですが、

スワッグを見るたび、

「住む場所は変わっても、

ずっと心の友よ!

また東京来て。案内できるよう頑張る。」

と笑った彼女が浮かびます。

 

人と人は出会いと別れを

繰り返し繰り返し

各々の道を歩いていく。


体を置く場所は変われども、

生き方と

相手を思う心が変わらなければ、

会いたいと本気で思った時には

大人の私たちは

実行に移すことができる。

心と体が健康であれば。


私にとって

彼女の引越は

かなり大きな出来事ではありますが、

私はいまの場所で頑張って

少し素敵に成長した姿で

彼女に会いに行きたいです。


さよーならまたいつか!