広島に入ったとたん、
とにかく柑橘類ワールドになり、
柑橘中毒の私は歓声をあげっぱなしでした。

お土産物やさんは黄色一色。

夢のような世界。


やはりジャムかお酒類に加工されたものが

多く並んでいました。


尾道で一番気になるジャムと焼き菓子のお店、

cosakuuさんの商品を

なんとかして購入したいと思っていたので

ぐっとがまん。

私の尊敬するジャム教室の清水先生が

こちらでワークショップを開催されることから、

cosakuuさんのジャムが

食べてみたかったのです。


しかしながら、工房はこの時工事中で、

委託販売先に向かうしかありません。


cosakuuさんから、

「ええじゃん尾道」というJAの産直市に

数日前委託したと教わり、

いざJA産直市に。


が、非常にバスの本数が少ない。


14時台の貴重な1本に乗り遅れ、

15時38分着のバスで向かうことに。

帰りの時間をバス停でみると、

なんと最終便の発車時間は15時56分!


20分弱しか滞在時間がありませんでした。

しかも、想像していたより大規模な産直市。

どこに並んでいるかも全く知らないので、

販売員さんに

「向島のcosakuuさんのジャム、どこですか!

 あともう15分で最終バスなんです!」

と助けを求めました。


「えー?誰じゃろ、

 作ってる人の名前、わかる?」

「みんな、探してあげよう!」

「ジャムなら向こうじゃー!」

と、3人の販売員さんたちが、

パァーッと走り、分散し、

「ここじゃー!」

と教えてくださいました泣飛び出すハート

「これじゃー!」

と、にわか広島弁で叫び、

販売員さん方と抱き合う私。

本当に、尾道のひとたちは、

出会う方全て優しく暖かい。

おかげさまで、お土産分や、

レモンクッキー、グラノーラまで

cosakuuさんの商品を購入することが

できました。

たくさんの柑橘系が100円とかで

並んでいたけれど、

見る時間は残されていなかった…。

いつかじっくりお買い物に行きたいです。

「ええじゃん尾道」は、

最高にええとこじゃった…涙。


キウイシャルドネとキウイミントのジャム。

どちらも食感がコリッとしていて、

キウイを齧っているようなジャム。


酸味が程よく、爽やかで、

食べると、

あの暖かな産直市の雰囲気が蘇ります。


お買い物したものに、

こんなストーリーが生まれるのは

対面販売ならでは。

やっぱりオンラインでは得られない

直売所の良さをしみじみ感じています。


ひとりジャムを眺めながら、

「ええじゃん」と呟かずにいられない。

こんな暖かな思い出をくれた

ジャムと産直市の人々に、

心から感謝です。