夏から家族が
入れ替わり立ち替わり
病気になったり
検査がたてこんだり
次男の受験が本格化してきたり
なんだかバタバタしている私。
最近、村にはクマが現れているのですが、
私の目の下にもクマが現れてしまいました。
バタバタバタバタしている私に
近所にすむお友達が
コーヒーを淹れてくれました。
サイフォンで淹れてもらうコーヒーは
いろんな所作が加わり
特別感に溢れています。
何度見ても飽きない。
ゆっくりコーヒーができるまでの
気持ちが無になる静かなひととき。
このお友達は
私の高校時代のクラスメイトで、
引越してきた時はびっくりしました。
高校時代は
そこまで仲良くなかったのですが、
こうも気を許しあえるようになるとは
不思議なものです。
放課後、教室に残って
友達と話し合ったりした
高校時代に戻ったみたい。
でも充分大人になった私たちが語るのは
家族のお世話の悩みだったりして…
懐かしくもほろ苦いコーヒーの時間。
「今回の豆は酸味が強いなぁ。」
と偉そうに言いながらも、
準備も後片付けも手間がかかる
サイフォンコーヒーを淹れてもらえたこと…
友達に丁寧に扱ってもらえたことで、
ちょっとささくれてた気持ちが
おさまっていく私。
友達って、本当にありがたいなぁ。
私もまた、
周りの友達の目の下にクマが現れたら
ちゃんと気づいて
こんなふうに
私ができる限りの丁寧なお茶を
そっと淹れられたらいいな、と思うのです。
そして
友達がちょっと元気になってくれたら
最高だな、と思うのです。